BOSEの完全ワイヤレスイヤホンでノイズキャンセリング搭載の「Bose QuietComfort Earbuds」についてのレビュー記事です。BOSEノイキャンイヤホンのメリットやデメリット等、実際に使用して分かったことをご案内したいと思います。
BOSEのノイキャンイヤホンなんだけど・・
・発売日より1年ちょい経っているけど買い?
・競合他社と比べてどうなの?
・メリットとデメリットを知りたいな
このような疑問がある方は、ぜひ本記事をご覧ください。
【現モデルについて】BOSEノイズキャンセリングイヤホン
発売日:2020年10月15日
定価:33,000円(税込)
筆者は発売日より1年経過後に入手にしましたが、BOSE製品は数年は新製品を出さなくても良いぐらい作り込んでいるということで購入に踏み切りました。
アップデートにより追加機能も実装されていくので、現モデルについて自信を持って販売されています!
2021年9月には、本体カラーが2色(上記スクショの下段)追加され、大幅な機能アップデートの配信がありました。
欠点としては、競合他社に比べて、本体とケースが大きいことです。
価格に関しては1年経過した現在は、定価より1万円ほど安く入手できると思います。特にAMAZONでPrimeVideo視聴での特別割引を使えば、価格ドットコムの値より最安値で手に入ると思います。
【イヤーチップ】BOSEノイズキャンセリングイヤホン
本体が大きく同ランクの競合他社イヤホンよりも重量がありますが、わりと装着感は良いです。
カナル式より浅い挿入で、シリコン部分だけが耳に触れるので優しい感触です。
イヤーチップの特徴
・カナル式より浅い挿入
・シリコン部分だけが耳に触れる
・3サイズのチップが同梱
・しっかり装着できるシリコンフック付き
装着感に関しては好みが分かれるかと思いますが、カナル式より耳が痛くならないという印象です。
【防水】BOSEノイズキャンセリングイヤホン
「Bose QuietComfort Earbuds」本体は、IPX4の防滴仕様となっています。
インターナショナルプロテクション(IP)規格での防塵はXということで「規定なし」、防水はレベル4ということです。防水レベル4とは・・
「あらゆる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響を受けない。」
強い噴射や水没には耐えれませんが、汗や雨がかかる程度なら問題ありません。
【充電について】BOSEノイズキャンセリングイヤホン
満タンに充電した状態で、最大6時間の連続再生が可能です。
充電ケースにも蓄電する機能があり、2回分のフル充電が可能です。つまり、コンセントがなくても18時間の再生が可能になります。
ですが、内蔵バッテリーのサイズゆえに本体が大きく、この点については競合他社に比べると劣っています。
充電についての特徴
・15分で2時間再生可能なクイックチャージ機能
・最大6時間再生
・充電ケースに12時間分蓄電
・TYPE-CのUSB規格
・Qi規格のワイヤレス充電マットも使用可能
完全に充電が切れた状態からは、15分で最大2時間の連続再生が可能なクイックチャージにも対応しています。
この充電ケースはTYPE-CのUSB規格ですが、ワイヤレス充電も可能なので、スマホ用のQi規格のワイヤレス充電マットも使えます。
【ノイズキャンセリング】静けさを思いのままに
内蔵マイクが周いの音場を察知し、瞬時に逆位相の信号を発してノイズを打ち消す技術です。
BOSEのノイズキャンセリング「QuietComfort 」QCシリーズは、約40年の開発歴を持ち、独自技術での特許を得ています。ノイズキャンセリングの先駆けともいえる存在であり、その想いや技術は業界トップクラス!
「ノイズキャンセリングといえばBOSE!」と称されるほどです。
そのBOSEのノイズキャンセリング機能を完全ワイヤレスイヤホンに搭載した初めてのモデルがこの「Bose QuietComfort Earbuds」です。
実際に装着を体験してみた! BOSEノイズキャンセリングイヤホン
早速、装着してノイズキャンセリングを体感してみます。
「BOSEのノイズキャンセリングってどんなんだろう?」
装着して2秒ほどすると、装着認識の効果音が流れ「クワイエット!」と音声が流れます。
「え?誰か扇風機の電源消した?」
なんと!強モードで回していた扇風機の音がなくなりました・・まるで魔法をかけられたかのよう!
周囲の音がなくなるので、大ボリュームじゃなくても音楽を集中して楽しむことができます。
「これは耳にも優しい!」
繊細な音に注力することができるので、音楽の新しい一面を発見することができるので、より楽しく音楽に触れることができます。
ノイズキャンセリングのレベルは10段階あり、その強度をショートカットに4つ設定しておくことができます。
初期設定は、レベル10のクワイエットとレベル自動調整のアウェアの2つとなっています。
実は販売当初はレベル10と5と0の三段階の初期設定だったのですが、アップデートによりアウェア(自動調整)モードが配信されました。
このようにソフトウェアアップデートで機能が追加されていくのも嬉しいところ。
アウェアモードに切り替えれば、環境に応じてノイズキャンセリングレベルを自動調整してくれます。
音楽が聴き取りやすい状態になるように、ノイズが大きい環境では自動的にノイズキャンセルレベルを上げてくれます。
ちなみにレベル0だと外部の音を感じることができ、イヤーチップを装着していない時と同様に会話をすることができます。
筆者の場合、「クワイエット」「アウェア」「レベル0」の3つを設定しています。
【音楽だけじゃない!】BOSEノイズキャンセリングイヤホン
BOSEのノイズキャンセル機能は静けさだけを求めることもできるのも良いです。
ただ路面やシューズによるかもしれませんが、静けさのあまり自分の歩く音がズンズンと響いて聞こえてきます。
静かすぎるクワイエットモードは移動中は危ないので、アウェアモードにしておきましょう!
・飛行機内で装着すればぐっすり眠れる
・作業に集中できる
耳につけるだけで静かな環境が手に入るので、まさに「静けさを思いのままに」することができます。
【操作性】本体のタッチで操作
「Bose QuietComfort Earbuds」は、イヤホン本体をトントンとタッチすることでいくつかの操作をすることができます。
イヤホンタッチの操作一覧
右を2回タッチ:音楽の再生と一時停止
右を上にスライド:音量を上げる
右を下にスライド:音量を下げる
左を2回タッチ:ノイズキャンセリングのレベル変更
左を長押し:自分で選んだショートカットを実行
ショートカットで設定できるのは、バッテリー残量の音声確認、トラック送り、トラック戻しなどです。
ただ残念なのは、ショートカットが1つしか設定できないので、トラック送りかトラック戻しのどちらかしか設定できません。
とはいえ、ほとんどの場合スマホ側で操作するので、ランニングしている時以外は困ることはないでしょう。
【Bose Music アプリ】BOSEノイズキャンセリングイヤホン
細かい設定は専用アプリ「Bose Music」で調整することができます。
アプリで設定する主な機能
・モード設定
・イコライザー設定
・ショートカット設定
・装着検出設定
・セルフボイス設定
実際のアプリ画面のスクショを順にご紹介します。
・モード設定
→ ノイズキャンセルのレベルを4つ保存
・イコライザー設定
→ 初期設定4つ又は自分の好きな音域を設定
・ショートカット設定
→ 左イヤホンの長押しで操作できる機能を設定
・装着検出設定
→ 装着を検出して、「自動再生」「着信自動応答」「ノイズキャンセリングの自動オフ」を設定。
・セルフボイス設定
→ 通話中に自分の声がどれくらい聞こえるかを4段階で設定
この中でもショートカット設定と装着検出は設定しておいた方がいいです。
【肝心な音質】BOSEノイズキャンセリングイヤホン
「Bose QuietComfort Earbuds」は、完全ワイヤレスイヤホンにも関わらず、低音域がしっかりとしたBOSEサウンドを実現しています。
EDMなどキック音がしっかりしたダンス系においては、さすがと言った感じです。
音の広がりもしっかりしており、低音が不得意な音楽ジャンルでも違和感なく楽しむことができます。
BOSEサウンドが嫌いという人が購入することはないでしょうが、イコライザー機能を使えば、風潮を変えることも可能です。
これまでユーザーの不満点として、イコライザー機能がなかったのですが、2021年9月の大幅アップデートでイコライザー機能がアップされました。
低音、中音、高音の音域を各々プラスマイナス10まで調整できます。
お好みで詳細設定を保存することもできますが、初期4パターンを選択することも可能です。
イコライザー | 低音 | 中音 | 高音 |
低音増強 | +8 | 0 | 0 |
低音減衰 | -8 | -2 | 0 |
高音増強 | 0 | 0 | +6 |
高音減衰 | 0 | -2 | -6 |
一度聴き比べた上で、自分好みの設定を探すのが良いと思います。
BOSEは低音が元々しっかりしているので、高音を上げることで音の広がりを感じることができます。
ちなみに筆者の好みは、低音0、中音+3、高音+3。
【まとめ】BOSEノイズキャンセリングイヤホン
ここまででBOSEのノイズキャンセリングイヤホン「Bose QuietComfort Earbuds」についてご紹介させていただきました。
ポイントをまとめたメリットとデメリットは以下の通り。
BOSEノイキャンイヤホンのメリット
・世界最高峰のノイズキャンセリングが手に入る
・アップデートで機能が追加される
・ノイズキャンセルレベルの自動調整(アウェア)が便利
・カナル式のように耳が痛くならない
・防水機能で汗や雨は問題なし
・クイック充電が可能
・ケースはQi規格のワイヤレス充電マットが使用可能
・ケースで12時間分充電可能
BOSEノイキャンイヤホンのデメリット
・本体とケースが大きい(バッテリー性能が競合に劣る)
・スペック上も重量は競合より重い(装着で気にならないレベル)
・ショートカットが少ない
・歩くと足音がズンズン!
「Bose QuietComfort Earbuds」は、BOSEサウンドが好きな人や静寂が欲しい人には最高の一品です。
というわけで今回は以上です。