バイナンス(Binance)は世界最大の仮想通貨取引所なので取引通貨ペア、手数料、トレード手法どれをとってもメリットが多いです。バイナンスを利用する際は本人確認が必須化されたので顔写真付の身分証明書を準備する必要があります。海外の取引所なので「バイナンスで本人確認は危険ではないの?」と疑問を感じる人もいるでしょう。本記事ではバイナンスの本人確認の危険性についてご案内していきます。
海外の取引所であるバイナンスで本人確認って大丈夫?
このような疑問にお答えします。
バイナンスで本人確認を行うのは規制回避のため
バイナンスは以前であれば本人確認を行うことは任意となっていましたが、2021年8月20日から本人確認を行うことを義務付けしています。バイナンスが本人確認を行うのは、各国の規制当局に適応するためと言われています。
今では各国で仮想通貨取引できる業者は、みんな本人確認を行うことにしているため、バイナンスも同じく本人確認を行う方向性を示しました。バイナンスが本人確認を必須としたので、新規ユーザーは仮想通貨の取引の際には本人の証明となる、免許証やパスポートが必要になりました。
そして、既存ユーザーは本人確認できなければ出金のみしか行えなくなっています。既存ユーザーの場合は2021年10月19日から出金制限のみになるため、早めに本人確認を行うことがおすすめです。
バイナンスの本人確認など危険は?
バイナンスでは本人確認を行うことが義務付けられています。
ただ「バイナンスで本人確認をすることに危険性はないの?」と疑問を感じる人もいるでしょう。バイナンスで危険に思われる根底には以下の理由があると考えられるため確認しておきましょう。
1度ハッキングの過去がある
バイナンスは2019年にハッキングされた過去があります。バイナンスの設定したセキュリティが突破されて約45億円ほどのビットコインが盗まれたようです。仮想通貨の取引所ではハッキング被害が報告されているところもあり、バイナンスもその中の1つです。
ハッキング被害を受けていると、自分の所有している仮想通貨が安全に保管されるのか心配になります。
また、個人情報の流出がないのかも心配になってきますよね・・
しかし、バイナンスは損失を被りましたが、被害を受けた資金は全額保証して1週間後には入出金を再開しています。
早めの対応をしてユーザーを安心させる精神があります。
このような精神から、個人情報の流出もないと安心できるかと思います。
閉鎖される可能性もある
仮想通貨取引所は急に閉鎖されることもあります。閉鎖の理由は会社の資金難による倒産や国の情勢など、いろいろあります。
仮想通貨取引所では閉鎖に追い込まれているところも多く、バイナンスは2017年に香港に移転しているので、中国の情勢によっては閉鎖のリスクは完全にないとも言い切れません。
閉鎖のリスクは突然に起こり、予見できないこともあるため分かりません。
バイナンスの動向に常に注意しておき、情勢を確認しておきましょう!
本人確認をしないと出金制限がある?
バイナンスは1日2BTCまで出金可能など、本人確認をしないと制限を設けられています。本人確認をすれば、8MのBUSD(9億円相当)が1日出金可能になります。
とはいえ、一般的な取引レベルであれば、十分な金額ではないでしょうか?
制限内の出金は即座に可能です。
また、システム上のエラーで急に出金ができなくなるような心配を感じる人もいるでしょう。
スムーズに出金ができないことがないとは言い切れませんが、サポートセンターへの問い合わせを行うことで、バイナンス側が対応してくれるため、出金が全くできなくなることはありません。
出金できず仮想通貨が無くなることは無いので安心してください。
個人情報の流出は?
パスポートなど国際的な証明書となる顔写真付IDが、流出して悪用されるのを恐れる人もいるでしょう。
しかし、現代の金融証明は政府発行の証明書を出した上で「顔の認証」「住所の認証」「2段階認証の導入」が常識となりつつあります。
このような国際事情を踏まえてバイナンスも対応を強化しているところであり、むしろ、ユーザーの安全を担保するために避けて通れない認証なのです。
心配な人は、国際的効力のあるパスポートや行政手続きが多彩なマイナンバーカードを避けて、国内の運転免許証を活用しましょう!
バイナンスは本人確認以外でも危険性を回避!
バイナンスで危険性を回避して安心感を得たいなら、自分でセキュリティ面の強化を行う必要があります。以下の方法を行っておくと安心できるはずなので、3つのポイントを確認してください。
① 2段階認証を行う
セキュリティ面の強化では2段階認識の設定をしておきましょう。
2段階認証は一時的に有効なパスワードを入力しないとログインができない仕組みとなっているため、自分のウォレットのセキュリティを向上させることが可能です。
外部から個人のウォレットが狙われたとしても、2段階認証を設定しておけば、不正ログインされにくいです。
バイナンスの2段階認証はセキュリティの欄から設定することが可能です。安全性のため必ず行っておきましょう。
② 複数の取引所を利用する
倒産のリスクを回避するためには、バイナンス以外に複数の取引所を利用しておくことができます。
複数の取引所の開設をしておけば、仮想通貨を他のウォレットにスムーズに移動させて対処することが可能です。
資金を分散させることでリスクを抑えることができるため、何ヶ所か口座やウォレットを開設しておきましょう。
③ 放置しない
バイナンスのウォレットを放置しないようにしておきましょう。
放置しておくと設定の変更やセキュリティでの変更がないままとなるので、自分のウォレットのセキュリティが低下します。
セキュリティが甘いとハッキングなどの被害も受けやすく、自分の仮想通貨の状態も把握しにくくなるため、できれば毎日ログインして状態確認を行いましょう。
【まとめ】バイナンスの本人確認は危険なのか?
ここまででバイナンスの本人確認は危険かどうかのご案内をさせていただきました。
ポイント
・本人確認の必須化は金融庁へ適応するため
・むしろ危険を回避するために本人確認
・個人認証の顔写真IDの提出は世界でもスタンダード化
・念のためパスポートやマイナンバーではなく免許証
バイナンスは本人確認を行うことは危険ではなく、安全性を高めるために重要です。
口座開設の際は、顔写真付証明(できれば運転免許証・パスポート・マイナンバーカード)を用意しておきましょう!
というわけで今回は以上です。