投資関連

米ドルでサヤ取りってできるの?

ある日、こんな質問がありました。

「高金利通貨じゃなくても、サヤ幅があってレバレッジがかけれるなら、そこそこ年利があるのでは?」

「安全通貨の米ドルでサヤ取りしたら、一体どれくらいになるの?」

 

ん〜即答できなかったので、調べて記事にしてみました。

 

結論から申しますと、年利1〜2%程度です。

 

高金利通貨ほどの年利はなく、銀行預金よりかはマシな程度です。

基軸通貨という安心感もありますが、サヤ取りとしては厳しいと思います。

 

預金の延長で考えても、完全にリスクオフではないですからね。

※利下げも今後起こり得るので、あくまでも現状での試算です。

米ドルのサヤ取りでのスワップ

令和元年6月21日における米ドルのスワップで有利なものは、

 

買いスワップは80円代が多く、売りスワップは-70円近辺なので、この中から選択となりそうです。

 

スワップ一覧を眺めていたのですが・・・

ん!?「LION FX」が、圧倒的にスワップが低い?

これが本当なら、米ドルのサヤ取りの期待が大きく膨らみます。

早速、問い合わせの電話を入れてみました。

 

〜略〜

LION FX「はい。1lot 1000通貨あたりになります。」

〜終〜

 

なるほど。他は1lot 10000通貨表記なので、10倍したら売りスワップ-130円ですね。

イスラム口座じゃあるまいし、確かにそうなりますよね^^;

 

というわけで、

米ドルのサヤ取りで一番良い条件は現在値で、買い+82円 売り-70円 となります。

つまり米ドルのサヤ取りは、12円/枚です。

米ドルでサヤ取りを運用する場合の【証拠金維持率】

証拠金維持率と実行レバレッジと耐えられる変動率の関係は、以下の表の通りになっています。

※維持率50%とか80%でロスカットの口座もありますが、今回の記事では100%で評価します。

この関係を元に、過去にどれくらいの変動率起きたので、どれくらいのレバレッジをかけて良いものか調べます。

 

米ドルのサヤ取りにおける【適正レバレッジ】

過去の米ドルレートの変動率より、適正レバレッジを探っていきます。

どれくらいの期間、情報収集や資金移動をせずに、ポジションをほったらかしにしたいかによって、プランが異なります。

今回は、

・24時間ほったらかしプラン(1週間ほったらかしプランと同様となったため、横線を入れてます。)

・1週間ほったらかしプラン

・1ヶ月ほったらかしプラン

3つのプラン2つのプランで考えます。

・24時間ほったらかしプラン(1週間ほったらかしプランと同様)

まずは、米ドル1日の変動率グラフです。

棒1本が1日の変動率を示しています。

米ドルのレートが100円の時、1日の変動率が3%ということは、3円の値動きがあったということです。

 

どの通貨も共通してそうですが、プラス幅よりマイナス幅の方が大きくなる傾向があります。

このグラフからも、プラスは6%までに収まっており、マイナスは8%まで到達した歴史があります。

 

ちなみに、一番マイナスに触れているのは、2016年6月24日の「イギリスEU離脱の日」です。

 

この歴史的な、ショックでこのぐらいです。

ちなみに、トルコリラはこの日、19%もマイナスに触れました。

この辺りは、さすが米ドルですね。

 

プラス6%より、売り口座のレバレッジは10倍

マイナス8%より、買い口座のレバレッジは8倍で運用できます。

※ただし、毎日資金管理をして維持率のバランスを保った場合です。

 

売りのレバレッジを10倍、買いのレバレッジを8倍で運用し、先ほどの12円のサヤ取りが続いた場合は、

年利1.8%となります。

・1週間ほったらかしプラン

次に、米ドル1週間の変動率グラフです。

棒1本が1週間の変動率を示しています。

1週間の場合でも、プラスは6%以内でマイナスは8%以内と、1日変動の時と同様です。

このため、24時間ほったらかしプランは、あってないようなものなので、取り消し線を引きました。

1週間ほったらかしプランでも、同様に年利1.8%となります。

・1ヶ月ほったらかしプラン

次に、米ドル1月の変動率グラフです。

棒1本が1ヶ月の変動率を示しています。

プラスもマイナスも、12%以内に収まる結果となっています。

従って、売り口座も買い口座も、レバレッジ6倍であれば、1月毎に管理を行えば運用可能です。

両方レバレッジ6倍の場合は、年利1.2%です。

米ドルサヤ取りの【スプレッド損失】について

米ドルスプレッドの一例ですが、

ある買い口座は、0.03円

ある売り口座は、0.015円

 

合わせて、0.045円で、1万通貨あたりでは、450円の損失となります。

 

1日12円のサヤ取りですので、

450 ÷ 12 = 37.5

 

スプレッド損失を取り戻して黒字化するまでに、1月と1週間もかかってしまします。

これでは、厳しいですね。

【結論】米ドルでサヤ取りができるかどうか

可能だが、他の運用がオススメといえます。

現在のアメリカの政策金利は、過去10年で最高の水準の2.5%となっています。

この状態で、米ドルのサヤ取りは年利1~2%です。

利下げが起きた場合は、さらに年利低下やスプレッド損失を取り戻すのにかかる日数が増えるため、より厳しくなりそうです。

結論、米ドルでのサヤ取りは可能だがオススメできません。

 

FXの適正な証拠金維持率(実効レバレッジ)【トルコリラサヤ取り編】

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