クラウドソーシングって稼げないの?実は単純に案件をこなすだけでは稼げないのが事実。稼げない理由と稼ぐためのコツをご案内します。特に初心者の人は落とし穴があるので対策は必見です。結論からすると「稼ぐコツ」を掴めば、場所と時間に縛られず自由に稼ぐことができます。
クラウドソーシングは
・稼げないの?
・初心者は特に?
・どうすればいい?
結論、初心者が稼ぎにくいのは事実です。
ご安心ください!
初心者でも「稼ぐコツ」を実践すれば、普通に稼ぐことは可能です。
会社員だけで終わると、リタイヤ後の収入は?
クラウドソーシングなら、場所と時間に縛られずにリタイヤ後でも稼ぐ手段になります。
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クラウドソーシングとは?
クラウドソーシングは、クラウド「インターネット経由」とソーシング「業務委託」の2つの言葉からできています。
クラウド(ネット上で) + ソーシング(業務委託)
つまり、ネットで不特定多数の人に業務委託をする形態のことです。
近年の副業ブームでクラウドソーシングの利用者は上昇中。
発注側としてもシステムへの参入障壁が低く、企業だけでなく個人事業主からの依頼も増えています。
ちなみに類義語のアウトソーシングは「外部に」「業務委託」で「外注」という意味です。
クラウドソーシングのメリット
クラウドソーシングはネット上での業務委託ならではのメリットがあります。
場所を問わない
クラウドソーシングは案件探しから報酬受け取りまで全てネットで完結できます。
面接や出勤など対面コミュニケーションをせずに、仕事ができるので緊張も正装も必要ありません。
田舎などの地方でも南国の海外でも、場所にとらわれずネットで仕事が完結できます。
→ 出勤しなくてOK
好きな時間で作業
クラウドソーシングは職場で拘束されて働くわけではないので、空いた時間など好きな時間で作業ができます。
本業や家事がある人でも、自分のスキマ時間を利用して仕事をすることが可能。
クラウドソーシングの仕事は、ほとんどが期日までに納品するタイプです。
例えば、ウェブライターの場合「1週間以内に5,000文字の記事を提出し、修正を3日以内で完了」といった感じ。
自分のスケジュール管理に慣れると、24時間好きな時間に作業することができます。
→ やりたくない時はしなくてOK
仕事の種類を選べる
クラウドソーシングは、自分の得意な仕事を選ぶことができます。
動画編集、執筆、デザインなど案件ごとに仕事が発注されているからです。
同じ動画編集でも、「テロップ入れだけ」とか「ナレーションだけ」など部分的な業務も選択可能。
複数のクラウドソーシングから、案件の検索機能を使って、自分の好きなジャンルや作業内容を選ぶことができます。
→ やりたくない事はしなくてOK
とはいえ、クラウドソーシングにはデメリットもあります。
クラウドソーシングのデメリット
今から述べるデメリットは、初心者にとって大きな参入障壁になります。
最初は単価が低いことが多い
自分の実績が少ない場合、単価が安いところから始まるケースが多いです。
発注者からすると、何も分からない相手に仕事を依頼するのはリスクがあるものです。
信頼が証明できるまでは低単価を請け負うケースが多いです。
→ コツを掴まないと稼げない!
納品の完成度も人によって違うし、一度依頼した仕事はよほどの理由がないと却下できません。
クラウドソーソングの給与実態
クラウドソーシングって稼げないのか?この疑問を解決するには、稼ぐって一体いくらなのかを理解する必要があります。
まずはクラウドソーシングで働く人達の給与実態をご覧ください。
クラウドソーシングでの月収割合
引用:マイナビ
平均月収は4.6万円という結果ですが、副業の割合が2/3と多いです。
専業と副業の月収
引用:マイナビ
仕事のスピードには個人差があり、納品が早いほど時給単価は上がります。
実際の作業時間が分からないと議論できないです。
1週間当たりの作業時間
引用:マイナビ
1週間の作業時間の平均は、副業が5.5時間で専業が11.7時間。
専業でも少ない時間で働いていますね!
給料は時給ではなく、案件への成果物を納品することで報酬が支払われます。
時給が分からないと比較できないので、作業時間と平均報酬から算出してみます。クラウドソーシングの副業と専業に加えて、念のため会社員の平均データも比較します。
平均作業時間と収入
平均データ | 1週間の作業時間 | 1ヶ月の作業時間 | 1ヶ月の平均月収 | 時給換算 |
副業 | 5.5時間 | 22時間 | 30,249円 | 1,375円 |
専業 | 11.7時間 | 46.8時間 | 73,268円 | 1,566円 |
会社員 | 45時間 | 180時間 | 36万円 | 2,000円 |
なんとなく納得の数字ではないでしょうか?
クラウドソーシングの専業と副業は、会社員よりも時給は少ないですが、自由な場所と時間で作業ができるメリットが大きいです。
クラウドソーシングは海外からも納品できるので、旅をしながら生きるなど人生の選択肢が増えます。
クラウドソーシングで稼げない理由とその対策
ここからが本題です。
クラウドソーシングで稼げない理由は、本人側・発注側・システム側の3つに大別されます。
稼げない理由を大別
- 本人側の問題
- 発注側の問題
- システムの問題
3つの問題について、順番に深掘りしていきます。
本人側の問題
受注者であるあなたの問題で稼げない理由をご確認いただきます。
【本人側の問題1】
案件の実績が少ない
今までにこなした案件数が少ないと稼げない理由につながります。発注者側がワーカーの実績を確認した結果、経験が少ないと任せにくいからです。
ここでいう実績とはクラウドソーシングのシステムに反映している実績です。プロフィールのことではありません。
発注者側はシステムの過去実績に高評価がどれだけあるのかで信頼度を確認します。
実績数 = 高評価数 = 信頼
どんなに素晴らしい経験を持っている人でも、初めてクラウドソーシングを使うタイミングがあります。
過去実績が少ないうちは、あなたの評価が曖昧なので稼ぎにくいです。
→対策:評価を稼ぐための案件をこなす
何人か募集があった場合、評価が少ないと「よく分からないのでやめておこう」と判断されます。高評価が多い人が選ばれるのは自然なこと。評価を稼ぐためにオススメの案件をこなしましょう!
評価を稼ぐのにオススメの案件はこの3つ!
評価稼ぎ1:アンケート
→年齢、性別、職業や簡単な口コミなどワーカーの実力に差が出ない簡単な内容です。それでも評価を受ける対象になるので、納期を間に合わせて誠実に回答すれば、高評価を稼ぐことができるでしょう。
評価稼ぎ2:データ入力
→数字や文字を入力する単純作業です。割と多くの案件が出回っており、単価は低いものの評価を稼ぐには最適です。
評価稼ぎ3:レビュー記事
→商品や映画などレビューを書く案件です。自分の体験したことや基本データなどを執筆すると作業はスムーズです。特に文字数が少ない案件は作業時間が短いので、評価を稼ぐのにオススメです。
【本人側の問題2】
案件をこなすスピードが遅い
クラウドソーシングの多くは案件ごとに報酬をもらうので、数をこなすほど稼げます。自分の実力や作業量に合っていないと、納品遅れなどで信頼を無くし逆効果になってしまうし、作業前後の案件検索や発注者とのやり取りも時間ロスの要因。
作業以外の工程で1つの案件をこなす時間が多くなってしまいがち。
→対策:継続案件を大切にする
案件探しや発注者とのやり取りを減らすには継続案件を行うのが1番です。案件探しの時間はゼロ、発注者のニーズ確認もほぼ無し。信頼が生まれている状態なので、検品も通りやすくなります。継続案件を積極的に狙いましょう!
【本人側の問題3】
競合が強い、ジャンル選択の問題
案件の条件が良いと、競争率が高くなり案件を受注しにくいです。
低難易度や高単価報酬の案件は人気が集中しやすく、応募者数が増えて受注確率が減るからです。また、ライバルが多くなると単価が安くても案件を取るワーカーが出現します。
案件数 << 受注者
になると悪循環。
案件数が少ないのに競合が多いジャンルは、単価が下がる。
→対策:ジャンル別の件数や報酬を理解
自分とは関係ないジャンルでも、その人気や報酬も理解しておくと便利です。案件を選択する時の迷いが減ることで、間接的には案件を多くこなすことになります。ジャンル別の件数や報酬を理解しておきましょう。
ジャンル別の従事者割合と月収
引用:マイナビ
→この2つを対比して注意したいのは、件数が多い「データ入力・文書・伝票管理」と「ライティング」が、報酬では逆に下位になっている点です。
【本人側の問題4】
プロフィールやポートフォリオが充実していない
プロフィールやポートフォリオは受注者がワーカーを選ぶ際の判断材料です。
ネット上での業務委託となるので、書類選考するしか方法はありません。クラウドソーシング内での実績は案件の評価で証明できますが、クラウドソーシング外での活動はプロフィールやポートフォリオが参考になります。
プロフィールやポートフォリオが不十分だと信頼度は下がります。
→対策:プロフィールでは「アイコン画像」「得意な分野」「保有資格・検定」を網羅
アイコン画像は顔写真だと信頼性が増します。顔出しが難しい場合は似顔絵でもOKですが、出来るだけ高品質なものを用意して下さい!似顔絵の制作は同じようにクラウドソーシングで働くプロに依頼することができます。1度作っておけば長く使えるし、他にSNSとかでも利用できて便利です。
プロフィールでは・・
「アイコン画像」「得意な分野」「保有する検定や資格」
は必ず網羅して下さい!
ポートフォリオで・・
「クラウドソーシング外の過去実績」
を多くアピールすると効果的です!
※コツは「ジャンルごとに整理すること」と「過去の失敗の改善点を盛り込むこと」です。
発注者側の問題
発注者であるクライアント側の問題で、業務効率が落ちてしまうことがあります。
【発注者側の問題1】
単価が低くなる要因が多い(報酬アップが成立しにくい、評価基準が曖昧)
クラウドソーシングでは最低賃金の概念がないので単価が低い場合があります。
案件ごとに報酬が支払われますが、作業時間には個人差があります。発注者側もできるだけコストを抑えたいので、作業時間に関係なく市場相場で報酬が設定されます。
単価 = 報酬 / 納品までの時間
初心者は作業時間もかかるが発注者との連絡にも時間がかかることで「納品完了までの時間」が増えて、低単価になりがちです。また、報酬を増やしてもらう交渉が通らないと単価は増えません。
評価基準が曖昧な発注者は、報酬アップが成立しにくい。
→対策:発注者側にメリットがある提案をする
発注者側の案件の履歴を調査しつつ、自分にできそうなことは自分から提案してみましょう!実際に案が採用されなくても、行動力と誠意が伝われば、より良い条件を提示してくれるかもしれません。私が実際に発注者側だった時も、クオリティが高い人は手放したくなかったし、単価が低いと申し訳ないので報酬をアップしていました。
【発注者側の問題2】
発注者とのやり取り(連絡に不慣れなど)
発注者側が慣れていなくて、案件終了までに時間がかかる場合もあります。
発注者とのやり取りは、案件に募集するところから始まります。
チャットやメールでやり取りしますが、基本的には24時間以内の返信がマナーです。1回1回返信までに時間がかかると、作業以外の時間を多く取られてしまいます。
不慣れな発注者は作業以外のロスタイム大!
→対策:早期に見切りをつける
案件に募集すると、実際に作業に移るまでの間に確認チャットやメールをします。この段階ではキャンセルしても自分の実績に傷はつきません。
「レスポンスが遅い」「言葉遣いが丁寧ではない」など発注者側に違和感を感じたら、躊躇なく辞退しましょう!
納品の時に再提出が多い、報酬がなかなか支払われないなどのトラブルを避けるためです。
【発注者側の問題3】
継続的な依頼を受けられない
最初は極端に単価は低いけど、納品後の継続で報酬アップという案件もよく見かけます。
たまに詐欺もあるのでご注意を!
→対策:極度に単価が低いまたは報酬アップが高い案件は注意する!
『最初は単価が低いけど、継続で大幅に報酬アップ』するという案件で詐欺の場合があります。継続してもなかなか報酬をアップしてくれず、最終的には打ち切られるパターンです。あまりに都合がいい報酬は警戒しておいて下さい。
システム側の問題
クラウドソーシングというプラットフォームを使うがゆえの問題です。
【システム側の問題1】
案件数が少ない・競争率が高い
クラウドソーシングは国内でも数社あります。各々の業者で得意なジャンルや登録する利用者数は異なります。長期的に使うという視点では、評価実績が積み上がるように同じプラットフォームを使うのがいいです。しかし、案件の傾向を知るために、最初は複数のプラットフォームを見ておく必要があります。
プラットフォームによって得意なジャンルや案件の傾向が異なる。
→対策:クラウドソーシング各社の案件を実際に見る
業者 | ジャンル | 特徴 | 公式ページ |
クラウドワークス | 総合 | 受注者500万人、発注者79万社、246カテゴリー | |
ランサーズ | 総合 | 会員数50万人、依頼数200万件 | |
ココナラ | 総合 | 会員数80万人、取引数200万件 | |
ビズシーク | 総合 | ライバルは少なめ | |
クラウドテック | プログラミング | ライバルは少なめ | |
テクフリ | エンジニア専門 | 高単価が多い |
※2022年12月現在
実際に案件を見て相場感は掴めましたか?
イメージだけだと前に進めないので、実際の案件を確認してみて下さいね!
【システム側の問題2】
プラットフォーム手数料や消費税がかかる
クラウドソーシングは利用料はかかりませんが、案件のお金が動く際に「プラットフォーム手数料」や「消費税」がかかります。手数料の相場は5〜20%です。
(例)手数料20% + 消費税10%
あるアウトソーシングの実例だと、プラットフォーム手数料20%をワーカーが支払い、消費税10%は発注者が支払いとなります。
システムを使う以上は必要な費用。
→対策:プラットフォーム外で案件をもらう
案件を継続して発注者側の信頼が得られると、プラットフォーム外で案件をもらうことも可能です。そうするとシステム使用料が節約できます。しばらく案件を継続しても発注者側からアクションがない場合は、自ら提案してみましょう。
場合によってはリクエストに応じてもらえますが、プラットフォームでは税制上の書類が出力できるので、発注者側は楽です。
お互いのニーズが一致した上で、プラットフォームの規約違反にならない範囲で行動しましょう。
稼げない→稼げるに変えるコツ
アウトソーシングで稼ぐためのコツは、仕事以外で受注者側で出来る工夫をこなすことです。前章の対策がそれぞれの問題に対する「稼ぐためのコツ」となります。
稼ぐためのコツについて、簡単におさらいしておきますね!
稼ぐコツ
- プラットフォームの過去実績がないうちは、実績を積むための簡単な案件の数をこなす。
- 受注のスピードは徐々に上げる
- ジャンル毎の件数と相場を理解しておく
- プロフィールのアイコンは高品質、得意分野、保有資格、ポートフォリオは網羅する
- 最初は単価が低くても仕方ない
- とはいえ、自ら提案する力を見せて継続する信頼を得る
- 発注者の応答が遅い、荒いなど違和感がある時は作業前に辞退
- クラウドソーシング各社の得意ジャンルや利用者数を把握しておく
- 規約違反にならない範囲で継続案件をもらう
以上が、クラウドソーシングで稼ぐためのコツになります。
クラウドソーシングは稼げない?に関するQ&A
【Q1】未成年でもクラウドソーシングはできるのか?
ネット上なので未成年(18歳未満)でも働いてお金を稼ぎたい人は一定数います。
クラウドソーシングでは16歳以上や18歳以上など制限があります。
おおむね高校生以上であれば、クラウドソーシングで仕事が可能。
中学生以下で案件を受注はできないので、保護者名義で保護者に責任を持ってもらうなら納品は可能です。
若いうちにクラウドソーシングで稼ぐ経験をすることはいいことです。
【Q2】クラウドソーシングで稼げないのを脱するマインドは?
【Q3】月収50万円以上を稼ぐことは可能なのか?
クラウドソーソングの給与実態でご覧いただいたように、月収30万円以上の割合の人は3.3%でした。ここから推察すると50万円以上の人の割合は1%程度と予想できます。
躊躇してしまう数字ですが、100人に1人です。50万円以上を稼ぐとなると専業になってくるので、さらに1/3のワーカーとなります。33人に1人が50万円以上です。30万円以上なら10人に1人。努力は必要ですが、クラスに1人ぐらいの確率で可能です。
クラウドソーシングでおすすめの業種は?
クラウドソーシングでオススメの業種は、競合が少なくて報酬が高いジャンルです。
前述した「ジャンル別の従事者割合と月収」から、おすすめの業種は以下の通り。
競合が少なくて報酬が高い業種
- Web制作・デザイン
- システム開発・プログラミング
- ネットショップ構築
などの制作・構築関連のジャンル
→ 共通点は「何かを創造する」ジャンルです。
とはいえ、あなたがストレスなく作業できる案件が1番です。
せっかく場所も時間も自由なのですから、ストレスフリーで仕事をしましょう!
まとめ:クラウドソーシングは稼げない?稼ぐコツを解説
ここまででクラウドソーシングは稼げない?というテーマについてご紹介させていただきました。
クラウドソーシングで稼ぐためのコツは、以下の手順で行動することです。
稼ぐまでの手順
- 実際に案件を見る
- 件数と相場を把握する
- プロフィールとポートフォリオを作成
- 実績のために簡単な案件受注
- 発注者に違和感がある時は辞退
- 受注のスピードを徐々に上げる
- 信頼を得たら継続の提案をする
個人の裁量によって単価の違いが大きい世界です。最初は極端に時給単価が低くなるのも事実。自己を見直して稼ぐコツを継続すれば、問題なく稼ぐことができます。
データ的にはクラウドソーシングでも普通に稼ぐことは可能です。
正しい努力を続けて、「場所と時間に縛られずに働くスタイル」を手に入れましょう!
「実際の案件を見ること」が稼ぐための第一手順です。
稼ぐための第一歩→自分の目で見ること
業者 | ジャンル | 特徴 | 公式ページ |
クラウドワークス | 総合 | 受注者500万人、発注者79万社、246カテゴリー | |
ランサーズ | 総合 | 会員数50万人、依頼数200万件 | |
ココナラ | 総合 | 会員数80万人、取引数200万件 | |
ビズシーク | 総合 | ライバルは少なめ | |
クラウドテック | プログラミング | ライバルは少なめ | |
テクフリ | エンジニア専門 | 高単価が多い |
※2022年12月現在
というわけで今回は以上です。