リスクを減らしてスワップ生活する方法を知りたいと思いませんか?FXは為替変動のリスクが大きいのでスワップアービトラージ(サヤ取り)と言う手法で両建てを行いながらスワップ金利を得る方法をご紹介します。チャートやニュースの影響をほとんど受けないのでストレスなしでスワップ生活を送ることができます。
為替変動リスクをなくして利益を得るって本当?
運用利回りは?
実際にどうやるの?
このような疑問にお応えします。
この記事でご紹介するFXのスワップアービトラージ(サヤ取り)を実践すれば、スワップ生活をしコツコツとお金を増やすことができるようになります。
私もこの方法で5年間ほど運用し、徐々に不労所得を積み上げています。実際に投資元本100万円につき、毎日 250円〜1,000円ほどもらえています。(※日々のスワップポイントにより波があります。)
コレ少ないと思いますか?
もし新NISAと同じ元本1,800万円なら・・毎日 4,500円〜18,000円がもらえる計算です。月収だと13.5万円〜54万円なのでスワップ生活も十分に可能な運用利回りですね!
年利にすると7.2%〜28.8%です。
しかもコレ、所得税20%を差し引いた年利なんです。
少額からでも積み立てて「複利効果」で運用利回りを増やすことができます。
記事前半では概要を、後半では具体的な方法を解説しますので、ゆっくり読み進めて下さいね。
【だれ得?】FXのスワップアービトラージ(サヤ取り)がオススメの人
FXのスワップアービトラージ(サヤ取り)とは、FXのスワップをもらいつつ、為替の変動による損益を無くす投資手法です。
アービトラージ:Arbitrage
別名:サヤ取り、裁定取引、ペアトレード
→2つの類似した商品をトレードして利益を得る投資手法のこと。
FXのスワップアービトラージの場合、両建てを用いて為替変動リスクを受けずに利益を得ます。
【概要】FXスワップアービトラージ(サヤ取り)
・高金利通貨で運用を行う
・貯蓄しながら毎日金利が得られる
・同じ通貨を同じ数量で両建てする
・維持率の観察と資金移動が必要である
→後ほど詳細を説明しますので、ここではなんとなく特徴をみて下さい。
本記事を読み進める前に、FXのスワップアービトラージ(サヤ取り)がオススメの人をご案内します。
FXのスワップアービトラージ(サヤ取り)がオススメの人
☑️スワップ生活をしたい。
☑️年金問題を対策したい。
☑️コツコツ貯金感覚で投資したい。
☑️銀行に預けても金利がないことに不満。
☑️毎日少しずつお金が増えるのを見るのが楽しい。
☑️毎日投資情報やチャートをチェックするのはシンドイ。
本運用は一発ドカンと当てたい人には向いていません!
FXのスワップアービトラージ(サヤ取り)では、金利が毎日コツコツと得られる運用です。
ほぼお世話がいらないので他のトライに時間を費やせる上に、ポジション変動のストレスから解放されて人生が豊かになります。
本業がある人は時間に捉われず仕事に専念しながら、給料とのダブルゲインになるのが良い点です。
【メリット】FXスワップアービトラージ(サヤ取り)3つの良いところ
FXのスワップアービトラージ(サヤ取り)3つのメリットは以下の通り。
FXアービトラージ(サヤ取り)のメリット
メリット1:為替変動リスクなし
メリット2:毎日コツコツと利益が出る
メリット3:トレードのストレスなし
→ これら3つのメリットについて順番に深掘りします。
メリット1:為替変動リスクなし
株式やFXの通常のトレードでは、黒字も赤字もあり一喜一憂してしまう人がほとんどです。
ですが、FXのスワップアービトラージ(サヤ取り)では、為替変動リスクを受けないので為替レートはほぼ関係なし!
為替変動リスクを受けない理由は、「両建て」でポジションを保有するためです。]
「両建て」では同じ通貨で同じ量の買いと売りのポジションを保有します。
このため、通貨が上昇しても下落しても損益は0円です。
例えば・・
米ドル100円の時に買いと売りポジションを1通貨ずつ保有。
↓
米ドルが90円まで下がると、買いポジションは10円の損失だが、売りポジションは10円の利益。
↓
逆に米ドルが120円まで上がると、買いポジションは20円の利益だが、売りポジションは20円の損失。
為替の動きによる収益はプラスマイナスゼロです。
では、どうやって利益を得るのでしょう?
メリット2:毎日コツコツと利益が出る
FXのスワップアービトラージ(サヤ取り)は、市場が止まる休日以外で毎日利益を得ることができます。
FXのスワップアービトラージ(サヤ取り)の利益は、各取引所のスワップポイントの違いを利用します。
スワップポイントとは・・
各通貨ペアで1日に発生する金利のこと。両国の政策金利の差により生じる。金利が高い方の通貨を買うと受取り、逆に売った場合は支払いとなるが、その値は取引所によって異なる。
例えばトルコリラにおいて、以下のようなスワップポイントの取引所があったとします。
トルコリラスワップポイントの違い
トルコリラ/円 | A取引所 | B取引所 | C取引所 |
買いスワップ | 100円 | 90円 | 80円 |
売りスワップ | -100円 | -90円 | -100円 |
さあ、あなたならどこで買ってどこで売りますか?
答え合わせ
→ A取引所だけで両建てを行えば、スワップの差は0円で意味がありません。
→ B取引所だけで両建てを行えば、スワップの差は0円で意味がありません。
→ C取引所だけで両建てを行えば、-20円のスワップ損失があります。
しかし・・
→ A取引所で買いポジションを持ち、B取引所で売りポジションを持つと+10円の利益があります。
このサヤ取りが、FXのスワップアービトラージで利益を得る仕組みです。
そのまま買いポジションを持つよりスワップの利益は減りますが、為替変動のリスクがありません。
このように思うかもしれませんね!
スワップポイントは毎日発生する金利です。したがって、この10円は1lotの取引に対して1日でもらえるスワップポイント差になります。
例えば、トルコリラの1lotに必要な最低資金(レート8円の時)は約3,000円です。本運用は両建てなので合計6,000円が最低資金ということになります。
では、資金を増やしてlot数を上げるとどうなるでしょう?
【トルコリラ円】
lot数(両建て) | 必要証拠金 | サヤ取り(日) | サヤ取り(月) |
1枚 | 2千円 | 10円 | 300円 |
100枚 | 20万円 | 1,000円 | 30,000円 |
1,000枚 | 200万円 | 10,000円 | 300,000円 |
実際にはより多くの元本で安全運用をしますが、保有数をどんどん増やせば金利生活も夢じゃありません!
メリット3:トレードのストレスなし
FXアービトラージ(サヤ取り)は、ストレスを受けない投資手法です。
為替変動リスクを受けないので、経済指標やチャートを見る回数が減るからです。
通常のFX売買ではある程度レバレッジをかけて取引を行うため、為替変動による影響が大きく、チャートが気になって仕方がありません。
通常のFXでは一喜一憂して、仕事や睡眠に支障をきたすことがあります・・
【筆者の悪い体験談】
筆者も通常のFX売買をしていた頃は、為替変動が気になって仕方がありませんでした・・ほんの数分で本業の日給を上回る動きをする事もあります。
日給以上の損失をするなんて、今日はただ働きになった気分になって落ち込みますよね・・
しかし、利益を得たら得たでストレスにもなるんです。本業以上の金額を数分で得るなんて、自分の稼ぎって一体!?・・ってなります。
ふと夜中に目が覚めた時もついついチャートを確認してしまい、驚きの状態だとそのまま眠れなくなることも・・
通常のFXではチャートや経済情報の収集に費やす時間が膨大で、大きな精神的ストレスを伴います。
かなり精神健康面に悪いですよね・・
FXのスワップアービトラージ(サヤ取り)なら為替変動リスクがないので、気にせず毎日スワップ収入で運用できます。
筆者の場合、スマホを確認するのは1日に3回ぐらいになり、精神衛生面はかなり向上!
FXのスワップアービトラージ(サヤ取り)はこのようなストレスから逃れて、貯蓄感覚でゆっくり確実に資産運用をすることが可能です。
【デメリット】FXスワップアービトラージ(サヤ取り)3つの残念なところ
FXのスワップアービトラージ(サヤ取り)は為替変動の影響を受けずに運用ができますが、デメリットもあります。
デメリット
デメリット1:両建てなので双方の資金が必要
デメリット2:スプレッド損失の影響が大きい(黒字化に日数を要する)
デメリット3:フラッシュクラッシュには注意が必要
→ これらのデメリットについて、ご紹介します。
デメリット1:両建てなので双方の資金が必要
FXのスワップアービトラージ(サヤ取り)は、両建てを行うため買いと売りの両方のポジションを持つ必要があります。
必要証拠金も両方必要なので、通常の取引より2倍の資金が必要となります。
具体的には、トルコリラ円の1lotあたりの必要証拠金が2,000円であれば、両建てポジションを持つためには4,000円が最低資金となります。
“注意ポイント”
実際にはレバレッジを安全圏まで抑えるため、より多くの資金が必要になります。
→詳細は後ほど詳しく説明します。
デメリット2:スプレッド損失の影響が大きい(黒字化に日数を要する)
FXのスワップアービトラージ(サヤ取り)は日々のスワップポイントの差を利用するという小さな利益で運用するため、スプレッド損失の影響を大きく受けてしまいます。
スプレッドとは・・
買値と売値の価格差のこと。 この価格差は取引所によって異なり、相場状況によっても広がったり狭まったりする。
下記はある取引所のトルコリラ円・・買い7.733円に対し売りは7.716円となり差額が0.017円あります。
※平常時はこんな感じ
最小取引単位の1lotは1万通貨なので、ポジションを持った瞬間に170円の損失となります。
さらに本運用は両建てのため、その2倍の340円の損失。
アービトラージ(サヤ取り)の1日の利益が10円である場合、34日後にようやく黒字化ということになります。
ですが、1日に数百円の利益となることもザラにあります。
こんな好条件のタイミングでスタートできたらラッキーですね!
デメリット3:フラッシュクラッシュには注意が必要
FXのスワップアービトラージ(サヤ取り)は急な相場変動であるフラッシュクラッシュに弱いことが、最大の注意点になります。
フラッシュクラッシュとは・・
ごくわずかな時間で相場が急落→急騰となる現象。ロスカットやアルゴリズムの作用で起こるとされる。
両建て2つのポジションのうち、買いポジションがロスカットとなってしまい相場が元に戻ることが最悪のシナリオとなります。
例えば、トルコリラ円をレバレッジ7で10lot両建て。8.41円から短期間で6.89円へ下落し、さらに9.17円へ急騰したとします。
↓実際に起きたフラッシュクラッシュでのシナリオ(2021年12月)
相場推移 | 買いポジション | 売りポジション | 損益 |
8.41円 | 損益なし | 損益なし | 損益なし |
6.89円 | 7.37円でロスカットし、10.4万円の損失 | 15.2万円の利益 | +4.8万円 |
9.17円 | 10.4万円の損失はそのまま | 7.6万円の損失 | -18.0万円 |
途中で損益はプラスになりますが、結果的には大きくマイナスに・・
このように急激に下げて上げる相場では、買いポジションだけがロスカットになってしまい最終的には損失を形成しやすいです。
この相場推移は実際に2021年12月に起きており、トルコリラにとっては過去最高の変動率(24時間以内に32%)でした。
とはいえ、レバレッジを抑えて安全圏を担保すれば、ロスカットになる可能性は限りなく低いです。
上記のような過去最強乱高下でもレバレッジ4以下に抑えておけば、ロスカットにならず相場変動による損益はありません。
【通貨ペアは?】FXスワップアービトラージ(サヤ取り)は高金利通貨で運用する
FXのスワップサヤ取りは、スワップ金利差を利用する運用なので、高金利通貨が投資対象になります。
高金利通貨といえば以下の3つが代表。
<代表的な高金利通貨>
トルコリラ (政策金利 17.5%)
メキシコペソ(政策金利 11.25%)
南アフリカランド (政策金利 約8.25%)
※2023年8月時点
しかし、高金利通貨は長期的に見るとレートは下落する傾向にあります。
例えば、トルコリラの過去レートを見ていきましょう!
【トルコリラ】過去10年の価格推移
金利が高いトルコリラですが、長期的に見れば明らかな下落傾向です。
今後、社会情勢や政策金利でレートは変動するのでどのように未来が動くかは誰にもわかりません。トルコリラは長期的には買いポジションだけだと損失となる可能性が高いです。
そのため、為替変動の影響を受けないFXスワップサヤ取り(アービトラージ)が有効となってきます。
【やり方】FXアービトラージ(サヤ取り)を始める方法は3ステップ
FXのスワップアービトラージ(サヤ取り)を始める手順は、下記の通りです。
FXアービトラージ(サヤ取り)を始める3つのステップ
手順① 2つのFX口座を開く
手順② 同じ通貨と量でポジション作り
手順③ OCO注文をしておく
順番に解説していきます。
ステップ① 2つのFX口座を開く
まずは、買い用と売り用の2つの口座を開きましょう!
オススメの高金利通貨は、最もスワップポイントが高いトルコリラです。スワップポイントの額が大きいとサヤ取り額も大きくなるケースが多いからです。
買い口座
まず、買い側の口座はスワップが慢性的に高い「IG証券」で口座を開きます。
買い口座は、IG証券が安定してスワップが高いです。さらに、スワップがずば抜けて上がる日があります。トルコリラのスワップはここ一択です。
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→ トルコリラの買いスワップが圧倒的
売り口座
売り口座の方はマイナススワップが低い「みんなのFX」を選びます。
私が毎日5年間観察した結果、みんなのFXがマイナススワップが低いです。
定期的に開かれるハッピーアワーキャンペーンでは、業界最安のスプレッドになるのでお得です!
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ステップ② 同じ通貨で同じ量を持つ
買い用と売り両方の口座で、同じ通貨を同じ量持ちます。買いと売りのポジションを持つ際の注文は成行注文で大丈夫です。
【マネでOK!】具体的には以下の通り
→トルコリラで急落より急騰は少ないので、売りは維持率低めでOK!合計5万円で1lotの両建てなら安全です。レートがずれないように買いと売りをすぐ注文しよう!
参考記事:FXの適正な証拠金維持率(実効レバレッジ)【トルコリラサヤ取り編】
ステップ③ できれば設定しておきたいOCO注文
OCO注文は上昇相場でも下降相場でもストップ注文が自動で執行される注文です。
買いと売りのポジションを同じレートで合わせてOCO注文をしておけば、相場急変時であるフラッシュクラッシュ対策になります。
OCO注文については実際に運用を始めてからの理解で十分ですが、あらかじめ知っておきたい人は複数OCO注文についてをご覧ください。
【管理は?】FXスワップアービトラージ(サヤ取り)の日常メンテは2つ
ここから先は、日常の確認・手入れ作業になります。
ポジションを保有したら、スワップと維持率を毎朝確認し、状況に応じて資金を移動させるのが理想的な日常メンテとなります。
作業① 各スワップと証拠金維持率の確認
買いスワップと売りスワップの差がちゃんとプラスになっていることか確認します。くりっく365の場合、毎朝7時頃(サマータイムかどうかによって時間が変わる)にスワップ情報が更新されます。
たまに不調になりサヤ取りが少なかったりマイナスになる時もあります。仮に数日ぐらいマイナスでも気にしないぐらいの気持ちでいましょう!
※スワップの相性が悪くなった場合は口座の変更を検討して下さい。
また、両口座の証拠金維持率を確認して下さい。確認頻度は1日1回(毎朝)以上が理想的です。
作業② 口座間の資金移動
証拠金維持率が理想の状態からずれてきたら、資金移動を行なって維持率リバランスをします。
ある程度日数が経つと、為替変動により各口座の損益の差が開いてきます。
買い口座と売り口座は、必ずどちらかがプラスでマイナスとなります。
マイナス側の口座がロスカットになる前に、プラスの口座からマイナスの口座へ資金移動をします。
※通常は1月に1回程度。5年に1度の大荒れ相場では数時間に1回動かす状況。
このように資金移動を行いバランスを取っても、またいつかどちらかに損益が傾きます。
フラッシュクラッシュでもロスカットにならない証拠金維持率(実行レバレッジ)を調整しておくのが理想的です。
通常の資金移動の方法は「A口座で出金」→「ネット銀行」→「B口座に入金」の流れとなり数日かかります。
これだと相場変動が早い時に対応できないことがあります。
ここで大活躍するのが「振替機能」
振替機能であれば資金移動は即時かつ手数料なしで、気軽に口座間の維持率の調整ができます。
ただし、振替機能は同じ業者の口座間でしか行えません。
この振替機能が使えるのがGMOクリック証券の「くりっく365」と「FXネオ」です。
くりっく365はスワップが高く、FXネオはスワップが安いので、この2つでスワップアービトラージを行うことも可能です。
【強力!】FXアービトラージ(サヤ取り)は複利効果が期待できる!
ここでいう複利効果は「増えた利益を再投資して、運用資金を膨らませること」です。
複利効果は天才物理学者アインシュタインが「人類最大の発明」と評した程の大きな効果です。
以下は「年利5%・10%・20%」を続けた場合の単利と複利の表です。
このように、年利と期間が増えると単利と複利の差はかなり大きく開いていきます。
FXアービトラージの利回りは5%〜20%台です。
FXアービトラージ(サヤ取り)では、得られたスワップで保有ポジションを増やせば、もらえる金利が増えます。
このような特性から、貯蓄感覚でポジションを増やしていくのが理想的な運用となります。
【まとめ】FXアービトラージ(サヤ取り)→貯蓄しつつ毎日金利を得る方法
ここまででFXアービトラージ(サヤ取り)の方法をご紹介させていただきました。
本記事の要点
→トルコリラのFXアービトラージ(サヤ取り)では、元本割れなしなのに年利6%以上!
本運用はやめたくなったら決済すればすぐやめれます。運用してみて気に入らなければ決済して戻すだけ。
毎日金利を手に入れて、コツコツ資産を増やす生活をぜひ体感してみて下さい!
というわけで、今回は以上です。
現状、IG証券で買いポジション、みんなのFXで売りポジションが安定しています。