【完全解説】インフォグラフィック動画とは？実例・メリット・作り方

インフォグラフィック動画の魅力を解き明かし、プロの制作方法まで完全解説！インフォグラフィックのメリット、コツ、注意点、成功事例、そして作成手順をご紹介します。本記事を読み進めて、視覚的な情報伝達をするインフォグラフィック動画の表現方法を手に入れましょう。

このような考えを解決します！

本記事の内容は以下の通り。

インフォグラフィック動画とは？

インフォグラフィック動画（インフォグラフィックス）は、情報を視覚的に表現し、わかりやすく伝えるための動画スタイルです。情報を意味する「Information」と視覚的な「Graphic」を足し合わせた造語になります。

Infomation + Graphic = インフォグラフィック

テキスト、グラフ、アイコン、イラスト、アニメーションなどを組み合わせて、複雑なデータや概念をシンプルに解説します。視聴者は文字情報だけでなく、ビジュアル要素からも情報を吸収しやすく、記憶にも残りやすいのが特徴です。

インフォグラフィック動画 ４つのメリット

インフォグラフィック動画は、視覚で脳へ刺激することにより、より効率良く情報を伝えることができると言われています。その伝達の速さは文字よりも視覚情報が6万倍も早いというデータもあります。

1分間の動画 ＝ 180万単語

に相当すると言われるほどです。

インフォグラフィック動画のメリットを活かせば、情報を伝える達人になれるかもしれません。

というわけで、実際に動画を見てもらう方がその魅力が伝わるかと思いますので、「インフォグラフィック動画4つのメリット」については、簡単に説明します。

メリット1 情報が理解しやすい

視覚的な要素を活用することで、情報を迅速かつ効果的に伝えることができます。視聴者は図やグラフを見て瞬時に情報を理解できます。

メリット2 インパクトがあり飽きにくい

カラフルで魅力的なデザインが視聴者の注意を引き、長時間の視聴にも耐えてくれます。情報が視覚的に示されるため、退屈さを感じにくいのが特徴です。

メリット3 情報をまとめやすい

複雑なデータや概念を簡潔にまとめ、要点を強調できます。伝えたい情報を絞り込み、クリアに伝えることが可能です。

メリット4 SNSとの相性が良く拡散されやすい

シェア可能なコンテンツとして、ソーシャルメディアでの拡散が期待できます。魅力的なインフォグラフィック動画は、ユーザーが自発的に共有してくれる可能性が高いです。

5種類のインフォグラフィック動画

① 表、グラフ

→ 表やグラフを使用してデータを整理し、比較や分析を行います。数字やトレンドの理解に役立ちます。

② フローチャート

→ プロセスや手順を視覚的に示すためにフローチャートを活用します。特に工程の説明に効果的です。

③ ピクトグラム

→ アイコンやシンボルを使って情報を表現し、理解を促進します。言語を超えて効果的に伝えられます。

④ 地図

→ 地理的な情報や位置情報を可視化し、地図上で説明します。場所に関する情報をわかりやすく示せます。

⑤ 相関図

→ 関連性やパターンを示すために、線や矢印を使った図を作成します。データの相互関係を明示します。

インフォグラフィック動画ではこれら5種類の要素を組み合わせて、視覚的に分かりやすいデータを提供します。

インフォグラフィック動画を活用しやすいシーン

→ この動画は京セラのファインセラミックスという材料のインフォグラフィック動画です。商品の説明として営業効果を発揮しています。

ビジネスに活用できるシーンは以下の通り。

広告

製品やサービス等の魅力を簡潔に伝え、顧客の関心を引きます。特に特徴的なデータや統計情報を強調するのに適しています。

営業

商品やプロセスの説明、提案資料として活用されます。複雑なビジネスモデルを分かりやすく示すのに役立ちます。

採用

企業文化や価値観を視覚的に伝え、候補者の興味を引きます。組織の魅力をアピールするのに有効です。

IR、株主総会

財務データや業績を可視化し、株主への説明に役立ちます。投資家向けに重要な情報を明確に伝えます。

デザイン実例で学ぶインフォグラフィック動画

インフォグラフィック動画は情報を視覚的に伝える強力な手法であり、様々なシーンで活用されています。具体的な活用事例やデザインのアイデアを紹介する実例画像を通じて、インフォグラフィック動画の多様性を探りましょう。

①川崎市プロモ

→ 地図インフォグラフィックや表、グラフを用いて川崎市の魅力を視覚的に分かりやすく表現しています。実際に住みたくなるような視聴者の興味を引く仕上がりです。

②ワールドコーポレーション

→ 日本全体の建築物の課題を絡めつつ、この会社の役割と人材育成について紹介しています。主にグラフ、地図インフォを使用。

③ソニー損保「ある車の一生」

→ 車への愛着を考えさせられる少しせつないインフォグラフィック動画。

④株式会社エコンテ「にほんのこども」

→ ノスタルジックな雰囲気を出しながら、今と昔の子どもの成長比較を分かりやすく表現しています。

⑤大和工業グループ会社紹介

→ 白と赤色で一貫した綺麗なインフォグラフィック動画です。文字の大きさや主張も王道な仕上がりです。

⑥栽培管理のザルビオ 15秒CM

→ 15秒という短時間で主張を訴えているインフォグラフィック動画。

インフォグラフィック動画のテクニック集【12の実用テク】

テク① カラフルなチャート: 数字や統計データをビビッドなカラフルなグラフで視覚的に示すことで、情報が鮮明に伝わります。赤、青、緑などの鮮やかな色彩を活用し、視聴者の目を引きます。データが印象的に表現されることで、情報の理解度が向上します。

テク② タイムライン: イベントや歴史的な背景をタイムラインで表現することで、時系列での理解を助けます。過去から現在、そして未来までの出来事を整然と表示することで、複雑な情報も明確に伝えられます。視聴者は物事の流れを追いやすく、情報が頭に残りやすくなります。

テク③ キャラクターアニメーション: キャラクターを活用することで、ストーリー性をインフォグラフィック動画に持たせ、視聴者の興味を引きます。キャラクターが情報を説明したり、視聴者に語りかけたりすることで、データの内容が生き生きとしたストーリーに変わります。キャラクターは親しみやすさとメリハリを生み出す要素です。

テク④ 地図上のデータ: 地図上に情報をプロットすることで、地理的な要素を強調します。国、都市、地域ごとにデータを示すことで、地理的な分布や影響を視覚的に理解できます。地図は視聴者に視覚的なポイントを提供し、情報を容易に想像させるのに役立ちます。

テク⑤ 実写映像の組み込み: インフォグラフィック動画に実写映像を組み込むことで、リアリティを追求します。実際の場面や人物を採用することで、視聴者に現実的な側面を表現できます。これにより、抽象的なデータでも現実世界とのつながりを感じ、視聴者にとってより魅力的な動画になります。

テク⑥ パララックス効果: 複数の背景レイヤーを使用して、奥行き感のあるデザインを実現します。視聴者は異なるレイヤーが異なる速さで移動することで、立体感を感じることができ、情報がより鮮明に伝わります。パララックス効果は視覚的な魅力を高め、視聴者に深い印象を与えます。

テク⑦ ステップバイステップガイド: 手順やプロセスを詳細に解説するためにステップバイステップのテクニックを使います。視聴者は一つのステップが完了するたびに進捗を感じ、情報がスムーズに理解できます。ステップバイステップガイドは複雑なプロセスを視覚的に整理し、視聴者に自信を持たせます。

テク⑧ ブランドカラーの活用: 企業のブランドカラーを導入し、統一感を持たせます。ブランドの色彩は視聴者に企業の存在イメージを強調し、信頼性を高めるのに役立ちます。一貫性のある色彩は視聴者に印象を残し、ブランド認知度の向上が狙えます。

テク⑨ 効果音と音楽: 効果音や音楽を組み合わせて、インフォグラフィック動画にリズムと躍動感をプラスします。音は視聴者の感情を刺激し、情報を強調します。適切な音楽や効果音は視聴者に情熱や興奮を与え、動画を魅力的にします。

テク⑩ シンプルなアニメーション: 簡潔なアニメーションを採用することで、重要な情報を強調できます。要点やデータが動きや変化を持つことで、視聴者の注目を引きます。シンプルなアニメーションは情報を魅力的に表現し、視聴者に印象を与えます。

テク⑪ クイズ形式: 視聴者が積極的に参加できるクイズ形式のインフォグラフィック動画も効果的です。問いかけやクイズを通じて、視聴者に考える時間を提供しましょう。視聴者が自分自身の脳を使うことで、情報がより記憶に残りやすくなります。

テク⑫ エンドカード: インフォグラフィック動画の最後の印象を与え、何かアクションを起こす刺激を提供します。ウェブサイトへのリンク、製品の詳細情報への誘導、購読ボタンへの誘いなど、視聴者に次のステップを明示的に示しましょう。いわゆるコールトゥアクションです。

→ インフォグラフィック動画は、情報を分かりやすく伝えるために無限の可能性を秘めています。デザインのアイデアやストーリーテリングのテクニックを駆使して、目的に合った効果的な動画を制作しましょう。

インフォグラフィック動画作成のコツと注意点

成功するインフォグラフィック動画を制作するためには、以下のコツを覚えておきましょう。

何を伝えたいのか明確化する

情報を伝える目的を明確にし、それを中心にデザインとコンテンツを構築します。絵コンテで全体像を掴むなどして伝えたいメッセージを明確にすることが、視聴者の脳に訴えかけることができる鍵です。

一目で分かるように工夫

視聴者が一目で情報を理解できるように、シンプルで効果的なデザインを心がけましょう。情報の過剰な詰め込みや複雑な視覚効果は避けるべきです。

配色が美しいデザイン

テーマに合った視覚的に魅力ある配色は重要な要素です。一貫性のある色をベースにしつつ強調箇所だけ色を変えるなどカラーコンビネーションを選びましょう。

情報にインパクトをつける

重要な情報を強調し、視聴者の注意を引くために、フォントを大きくしたりカラーを強調したり、アニメーションを活用しましょう。

比較してみせる

データや統計情報を示す際に、比較をして数字や視覚的な変化を見せる工夫しましょう。グラフやチャートを活用して、対照的なデータを視覚的に提示することもできます。

インフォグラフィック動画を制作する際に気を付けるべき注意点もあります。

データの引用

使用するデータや統計情報は正確で信頼性のあるものであることを確認し、出典を明示しましょう。誤った情報を伝えることは避けるべきです。

素材の著作権

素材の使用に関しては、著作権を尊重しましょう。商用利用や改変制約のある素材は避け、ライセンスを確認しましょう。

インフォグラフィック動画の作り方

　※VYONDで作成

インフォグラフィック動画を制作する際に成功するためには、以下のステップを追うことが重要です。

step
1目的とターゲットを決める

まず、動画の目的とターゲットオーディエンスを明確にしましょう。何を伝えたいのか、誰に伝えるのかを定義することは、デザインやコンテンツの方向性を決定する重要なステップです。

step
2必要なデータの収集と整理

情報を正確に伝えるために、必要なデータを収集し整理します。統計データ、図表、グラフなど、情報の根拠となるデータを厳密に管理しましょう。

step
3軽く手書きで下書き（絵コンテ）

アイデアを整理するために、手書きの下書きや絵コンテを作成します。これにより、ストーリーの流れや視覚的な要素を考えやすくなります。

step
4素材集め、パーツ作成

必要なイラスト、アイコン、写真、グラフィックスなどの素材を収集し、必要に応じてカスタマイズします。パーツ作成にはデザインソフトウェアを活用します。

step
5アニメーション制作ソフトで編集　無料体験あり

最後に、インフォグラフィック動画を制作するためのアニメーション制作ソフトウェアを使用します。すぐ上の動画はビジネスアニメ制作ソフト「VYOND」でインフォグラフィック動画を作る方法を解説しています。

わりと簡単にインフォグラフィック動画が作れるツールはこんな感じ。

※ VYOND：ビジネスアニメ作成専門で日本のYouTuberにもよく使われている
※ Renderforest：動画だけでなくロゴやサイト運営など多機能

VYONDは無料体験もあるので、気軽に試しやすいかもです。

Q&A ： インフォグラフィック動画に関する質問集

以下はインフォグラフィック動画に関して、よく検索されている質問集です。

Q1 : インフォグラフィックデザインとは何ですか?

インフォグラフィックデザインは、情報やデータを視覚的なグラフィック要素や図形を使ってわかりやすく表現するデザインの一種です。テキストだけではなく、グラフ、チャート、イラスト、アイコン、色彩などを組み合わせて情報を伝えます。これにより、複雑なデータや統計情報を簡潔で効果的に伝えることができ、視覚的なインパクトを持つデザインとなります。

Q2 : 図解とインフォグラフィックの違いは何ですか?

図解は一般的には情報を図や図形を使って説明する方法を指します。一方、インフォグラフィックは図解の一形態であり、データを視覚的に表現し、情報を効果的に伝えるためにデザインされたものです。図解は基本的な図を使って説明することが多いのに対し、インフォグラフィックはより多くのデザイン要素を活用し、情報を魅力的かつわかりやすく表現します。

Q3 : インフォグラフィックの費用はいくらですか?

インフォグラフィックの費用は制作方法やデザイナーに依存します。自分で制作する場合、無料のデザインツールを利用することができますが、プロのデザイナーに依頼する場合はデザイナーのスキルや依頼内容によって異なります。単純なインフォグラフィックであれば数万円から、複雑なもので数十万円以上かかることもあります。インフォグラフィックの重要性と質に応じて適切な予算を設定しましょう。

Q4 : インフォグラフィックの目的は何ですか?

インフォグラフィックの主な目的は、情報やデータを視覚的に伝えることです。これにより、情報をわかりやすく、効果的に伝え、視聴者の理解を促進します。また、情報を魅力的に表現し、視覚的な印象を与えることで、情報の記憶や共有を促進し、広告、教育、プレゼンテーションなどさまざまなコンテキストで活用されます。

Q5 : グラフィックデザイナーの給料はいくらですか?

グラフィックデザイナーの給料は、地域、経験、スキル、雇用主などによって異なります。一般的なグラフィックデザイナーの年収は500万円弱で、経験を積むにつれて増加することがあります。上級のデザイナーやアートディレクターは600万円〜1,200万円の年収を得ることができます。地域や業界によっても給与水準は変動するため、具体的な給与は個別の条件に依存します。

Q6 : グラフィックデザイナーに向いている人は?

グラフィックデザイナーに向いている人は、創造性があり、視覚的なセンスを持っていることが重要です。デザインソフトウェアを使ってアイデアを表現することが好きな人や、デザインに対する情熱を持っている人に向いています。また、コミュニケーション能力や協力性も重要で、クライアントやチームとのコラボレーションが必要です。

Q7 : インフォグラフィックはどうやって作るの?

インフォグラフィックを作成するには、デザインソフトウェアやオンラインツールを利用する方法と、プロのデザイナーに依頼する方法があります。デザイナーのスキルや予算に応じて選択しましょう。自分で作成する場合は、データ収集、デザイン、アニメーションなどのステップを確実に進めていくことが大切です。

Q8 :  Canvaのインフォグラフィックとは何ですか?

Canvaは、インフォグラフィックを作成するためのオンラインツールの一つです。使いやすく、多彩なテンプレートやデザイン要素を提供しており、デザインの知識がない人でも簡単にインフォグラフィックを制作できます。無料プランから利用でき、プロフェッショナルプランでは多彩な素材を用いることができるため、多くの人に利用されています。

Q9 :  インフォグラフィックの必要性とは?

インフォグラフィックは情報を視覚的に伝える強力な手段です。複雑なデータや統計情報を分かりやすく表現し、視聴者の理解を助けます。また、SNSやウェブサイトでの共有やプレゼンテーションなど、さまざまなコンテキストで活用できます。情報を効果的に伝え、視覚的に魅了するために、インフォグラフィックの制作と活用は重要です。

→ 以上のステップとコツに従って、魅力的で効果的なインフォグラフィック動画を制作しましょう。

まとめ：インフォグラフィック動画とは？実例・メリット・作り方

ここまででインフォグラフィック動画について、ご紹介させていただきました。本記事の要点をまとめます。

インフォグラフィック動画のメリット

・情報が理解しやすい
・インパクトがあり飽きにくい
・情報をまとめやすい
・SNSとの相性が良く拡散されやすい

5種類のインフォグラフィック動画

・表、グラフ
・フローチャート
・ピクトグラム
・地図
・相関図

インフォグラフィック動画を活用しやすいシーン

・広告
・営業
・採用
・IR、株主総会

インフォグラフィック動画の作り方

① 目的とターゲットを決める
② 必要なデータの収集と整理
③ 手書きで下書き（絵コンテ）
④ 素材集め、パーツ作成
⑤ 「VYOND」など制作ソフトで編集

本記事でお示ししたインフォグラフィック動画が面白い、作ってみたいと思った方は無料体験でトライしてみてはいかがでしょう？

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読者に有用な情報を提供し、視覚的なインパクトを与えることができれば、インフォグラフィックは成功するでしょう。

本記事の内容はここまでです！